【作り方完全ガイド】DIY作業台はペケ台で決まり!おすすめする7つの理由

DIYをするなら作業台は絶対に必要!でも大きな作業台を常設するスペースなんてない場合が多いですよね。

週末にDIYを楽しみたい人はDIY教室にあるような作業台は現実的ではありません。

そこで今回は組み立て簡単、収納場所も取らない画期的な作業台の作り方を紹介!

読者の悩み
  • 使わないときは収納できる作業台が欲しい
  • 組み立て式でも十分な強度は欲しい
  • 自分でも簡単に作れる作業台ないかな?

今回紹介する作業台はペケ台!聞き馴染みの無い名前ですが、内装現場では大工さんが必ず現場に持ち込む作業台です。

現場に持ち込めるという事は組み立て簡単、持ち運び簡単、それでいてプロ仕様の強度がある非常に優れた作業台!

ペケ台は週末DIYには最適な作業台と言えますね!

当記事を読む読者のメリット
  • 常設の作業台を置くスペースが無くても大丈夫!
  • ちょっとした隙間に収納も可能!
  • 3枚で誰でも簡単に作れる!

私は内装業界に15年携わっており、ペケ台は常日頃から見ていましたので作業台=ペケ台と最初から決めていました!DIYをはじめて先ず最初に自分で作ったものもペケ台です。

DIYには作業台は必須アイテム!ペケ台を作ってDIYを始めましょう!

目次

DIYの作業台にペケ台をおすすめする7つ理由

ペケ台の特徴をまとめてみました。

  • 9秒で組み立てができる
  • ちょっとした隙間でも収納可能で場所をとらない
  • 軽くてコンパクトになるので持ち運びがとても簡単
  • プロの現場でも選ばれる頑丈さ。耐荷重も抜群
  • 合板3枚で作れるから経済的
  • シンプルな作りなのでDIY初心者でも簡単に作れる
  • 天板にスタイロを乗せればより快適に!

ペケ台はDIYerは当然ですがプロの現場でも良く使われる作業台です。内装現場で大工さんが使う作業台は100%の確率でペケ台でした。

いろいろな現場に作業台を持ち込む大工さんにとって、ペケ台の機動力と頑丈さは最適と言うわけですね。

ペケ台はとてもシンプルな作りなので、使う材料も道具も最小限で済みます。ペケ台の脚だけなら合板2枚で製作可能。3枚目は天板として使うので加工の必要もなし。

更に天板の上にスタイロを乗せると丸ノコを使う時に超便利!

スタイロをのせるメリット
  • 材料がズレない
  • 丸ノコの刃が天板に直接当たらない(スタイロが緩衝材になる)

これからDIYを始めたいと言う人にも最適な作業台です!

ペケ台を作るのに必要な材料は合板3枚だけ

ペケ台を作るのに必要な材料はこちら。

ペケ台の材料
  • 板材1820×910㎜ 厚み12㎜以上 3枚

たったこれだけなんです。

厚みは12㎜前後あれば使う合板は何でも良いでしょう。9㎜ですと耐荷重が心配。

使う材料は見た目のこだわりが無ければ何でも良いと思います。例えばベニヤ合板やOSB合板、コンパネ、ラワンランバーなど。

ベニヤ合板OSB合板コンパネランバーコア
構造材なので頑丈
反りが少ない
トゲが多い
柄が特徴的
見た目がカッコいい
トゲが多い
水に強い
湿気に強く屋外向き
表面はガサガサ
軽い
反りが少ない
耐水性が無い

作業台も見た目に拘りたいと言う人はパイン集成材やタモ集成材など選択肢はたくさんありますが、材料費が高くなるのでペケ台のメリットが一つなくなる感じですね。

ちなみに私は拘りないのでベニヤ合板(針葉樹林合板)を使いました。1年以上使ってますが何の支障もないですよ!

ペケ台を作るのに必要な道具は丸ノコとのこぎりと定規!

ペケ台を作るのに必要な道具はこちら。

必要な道具
  • 丸ノコ
  • のこぎり
  • 定規
  • スタイロ
  • ノミ

この5個の道具があれば作れます。スタイロとノミは最悪無くても何とかなりますが、「丸ノコ、のこぎり、定規」はあったほうが良いでしょう。

スタイロは丸ノコを使って合板をカットするときに合板の下敷きに使います。

スタイロを敷く理由

  • 丸ノコの刃が直接地面と接触しない
  • 合板が滑らないので安全
  • ペケ台が出来上がった後もスタイロはそのまま使える

丸ノコの刃は合板の厚みより長く出しておく必要があるので地面に合板を置いてのカットはできません。

合板の下に適当な木材を置いて合板を地面から離す方法もありますが、合板が滑りやすく危険。

スタイロなら滑り止め効果もあるのでより安全です。

ペケ台の作り方!4つのステップを解説

ペケ台の作り方を紹介します。今回作るペケ台は脚の高さがH750㎜。

売られている商品ではH700㎜のペケ台が多いですが、H700㎜ですと作業をしているとき屈む動作が割と大変になるので50㎜だけ高くしました。

脚の上に15㎜の構造材と30㎜のスタイロを置いて高さが約800㎜になる設計です。

使いやすい高さは人それぞれなので、自分に合った高さで制作できるところもDIYの利点ですね!

STEP
板に鉛筆で線を引いて図面を書く

定規を使って真っ直ぐに線を引きましょう。

カットするときのガイドとなりますので特に直線、直角は正確に線を引きことが大切です。

正確な線を引くためには下記の定規があると便利です。

スコヤ

スコヤのベース部分を板に押し付けて線を引けば誰でも簡単に直角を出すことができます。

45度スコヤ

45度の線を引くときは45度スコヤがあると便利。角度計算しなくても45度の線が引けます。

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サシガネ

スコヤを使えない場面に正しく直角を出すときに便利です。大工さんが良く使う定規ですね。

STEP
2枚にカットしてから脚部分をカット加工

板の厚みより丸ノコの刃を出す必要があるのでスタイロを下敷きにして丸ノコでカットします。

1820㎜×910㎜の板を2枚にカット

カットする寸法=作業台の高さ(今回は750㎜)

作業台の高さ寸法で木材をカット

45度にカットして脚部分を作る

②のカットは丸ノコの刃を板の端からではなく、途中から入れます。丸ノコの刃が入ってしまえば後はのこぎりでカット可能に。③は丸ノコでものこぎりでもOK!

丸ノコの刃を途中から入れる

丸ノコの刃を途中から入れるときは刃を回転させてから刃を入れましょう!板に刃を付けた状態で回転させると、刃の回転で材料が動いて危険です!

STEP
組み立て用のカキコミを加工する

板の厚みより+1㎜~2㎜ほど大きな幅のカキコミを作りましょう。板の厚みと同じ幅ですときつくて組み立てられません。

カキコミを丸ノコでカット

のこぎりでカキコミの長さを微調整。

のこぎりでカキコミの長さを調整

カキコミの幅部分に表と裏からノミの刃を入れます。裏表から刃を入れたらポキッとへし折ってカキコミ完成!

最後にペーパーをかけて切り口を平坦にしましょう。

STEP
余分な部分をくり抜いて軽量化する

ペケ台は合板1枚をほぼそのまま使うので結構重たいのがネックです。なので軽量化するために余分な部分は切り取ります。

針葉樹林合板12㎜の重さは約12キロ。毎回組み立てたり片付けたり、持ち運びすることを考えると軽量化は大事!

軽量化する余分な部分はこちらです。

軽量化のため余分な部分をくり抜く

脚本体の強度の事もあるので、くり抜く面の大きさは最低限端から100㎜以上は残して加工します。

端から100㎜~150㎜を目安にすると良いでしょう。

くり抜き加工するには丸ノコの刃を板の端からではなく途中から入れる!

脚を45度カットする時と同様ですが、丸ノコの刃を墨線に合わせて途中から刃を入れます。

丸ノコの刃が入りきらないところはのこぎりでカットしてくり抜き完了!

丸ノコでくり抜き加工

繰り返しですが、くれぐれも刃を回転させてから板に刃を入れるように!板に刃が付いた状態で刃を回転させるととっても危険です!

のこぎりでくり抜く

9秒で設営完了!収納場所も取らないので週末DIYerには嬉しい!

ペケ台組み立て後写真

ペケ台の組み立て方はとっても簡単!

  1. カキコミ同士を差し込み十字に組み立てる
  2. 脚を2セットつくる
  3. 天板を乗せる
  4. 天板の上にスタイロを乗せる

脚の組み立ては10秒かからず完成!

ペケ台の組み方

脚を2セット組み立てたら天板を乗せて完成。

更に天板の上にスタイロを乗せれば丸ノコでカット加工するときに便利!

天板にスタイロを乗せる

使わないときは板の厚み5㎝ほどなので収納するにも場所を取りません。当然、持ち運びも簡単!

収納時のペケ台の厚み5㎝

ペケ台は『安い!早い!丈夫!コンパクト!』の4拍子揃った万能作業台です。

DIY初心者にも簡単に作れるので最初の作業台にはペケ台を自作して使ってみると良いでしょう!

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この記事を書いた人

ブログ運営者のふくさらです。

時間にも場所にもお金にも多少のゆとりができたので、趣味でDIYを開始。
趣味で始めたDIYにどっぷりはまり物置を作業場にリフォーム。

本業はディスプレイ・内装業界。
15年の業界経験を活かし、暮らしの中のちょっとしたものをDIYで作って楽しんでいます。
最近ではオーダーを頂くことも増えました!

この『ゆとりDIY』では【初心者でもそこそこのものを作れるるようになる】をコンセプトに、必要工具の紹介、DIYレシピやノウハウを発信しています。

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