トリマーってDIY初心者にはあまり馴染みがない道具ですよね。
インパクトドライバーや丸ノコは最初に買い揃える代表格なので、使い方や何ができるかは皆知っています。
トリマーについては「何ができるの?どう使うの?そもそもトリマーってなに?」って感じじゃないですか?
「こんな加工がしたい!けど、どうやればよいのか分からない!」が実はトリマーで出来るなんてことはよくある事です!
そこで今回はトリマーにできる事や使い方を解説。
トリマーがあればDIYの幅はかなり広がりますので、買っておいて損はないです!
私はDIYを始めてまず最初に買った工具は丸ノコとトリマーとランダムサンダーでした。(※インパクトは10年ほど前に仕事で購入済み)
私のプロフィールを紹介。
- イベント、内装業界に携わり15年
- 営業、提案、発注、現場と業界の裏側を一通り経験
- 時間と場所とお金のゆとりをDIYに全力投球
- 業界経験を活かした空間創り、物つくりを実践中
イベント会場の空間作りや店舗内装の仕事に携わっているうちに、自分でもやってみようと思いDIYを始めました。
モノつくりはまだまだ初心者ですが週末はDIYに没頭中です!
- トリマーでできる事がわかる
- トリマーの使い方が分かる
- おすすめのトリマーが分かる
- 最初に揃えるべきビットが分かる
トリマーはできる事が分かれば買わない理由はないほど便利な電動工具!
- DIYで出来ることが増える
- 脱初心者感がでる
トリマーがあればこんな加工ができる
トリマーがあればいろいろな加工が簡単にできるのでDIYの幅がかなり広がります。
トリマーを使いこなせば初心者から中級者へステップアップもできるでしょう!
トリマーでできる代表的な加工をまとめました。
- 溝堀り
- 面取り(縁飾り)
- 切り抜き
- 木組み
特に溝堀り、面取り、切り抜きはDIYで良く使う加工になってくるのでトリマーがあると超便利です!
溝堀り
木材に溝を掘り、スライド式の簡易扉や引き出しの底板を作ったりするのに良く使います。
ビスや釘をつくことなく組み立てが出来るので見た目もより良いものになりますね。
私がトリマーを購入した一番の目的は溝堀り加工ができるからです!
面取り
木材の縁にいろいろな装飾を施せます。
代表的な面取り加工は角をR加工するとき。
面取り加工のビットは種類が豊富でたくさんの加工が可能です。
面取り加工すると表情が一気に変わり、それっぽい雰囲気がでるので重宝します!
切り抜き
木材を円形に切り抜くのにもトリマーは使えます。
- 円の中心を決める
- 付属のトリマーガイドを円の中心に合わせビス止めする
- ビス止めした箇所を視点にしてトリマーで円を描く
これを応用するともっと複雑な形を切り抜けるようになります!
木組み
トリマーを使えばビスを使わずに木工を繋ぎ合わせる木組み加工もできます。
- 相次ぎ
- ほぞ
このあたりの代表的な木組みは簡単に加工できますよ!
アラレ組も可能です!
トリマーのセットの仕方、使い方を解説
トリマーは刃を高速回転する電動工具です。
セットの仕方、使い方を間違えるととても危険な工具なので安全に使いましょう。
注意する点は2つ
- 電源(コンセント、バッテリー)は必ず抜いた状態でセットする
- ビットは外れないようにしっかりと締め付ける
この2点は必ずチェックしてください。特にセット時に電源が入る状態にしない事!
誤ってスイッチを押してしまったら大変です。大事故になりますからね。
トリマーの付属品
これはマキタ50RTDZの付属品です。
- ダストノズル
- ストレートガイド
- ストレートビット6㎜
- トリマガイド
- テンプレットガイド
- スパナ13
- スパナ22
- コレットコーン8(軸径8㎜ビット用)
ストレートビット6㎜が最初から付いているのは嬉しいですね!
セット方法と使い方
トリマーの刃は高速回転しますのでセット方法、使い方を間違えると危険です。
正しいセット方法を覚えて安全に使いましょう!
ナットを緩めるにはシャフトを固定してから付属の大スパナでナットを回して緩めます。
シャフトを固定する方法は2パターン。
シャフトロックでシャフトを固定する
シャフトロック用の穴にシャフトロックを差し込み固定する。
付属の小スパナでシャフトを固定する
シャフトの溝に小スパナをはめてシャフトを固定する。
緩める方法はどちらでも構いません。ナットが緩めばビットが差し込めるようになります。
ビットを差し込んだらナットを強く締め付けます。
ナットを締め付ける方法もシャフトロックか小スパナかどちらかの方法で。
ビットが回転中に抜ける事のないようにきつく締め付けましょう!
ビットを締め付けたらベースを装着。ベースにスコヤを置いて刃の出具合を確認しましょう。
溝堀の場合、一度に掘る深さは3~4㎜程度にしておきましょう。
それ以上は負荷がかかりすぎてしまいます。
10㎜の深さを掘りたいときは下記のように3回に分けて溝堀りします。
- 1回目 刃の出具合を3㎜に設定
- 2回目 刃の出具合を6㎜に設定
- 3回目 刃の出具合を10㎜に設定
トリマーの準備が出来たら加工する木材の準備です。
トリマーは超高速回転するので、木材が持っていかれないようにしっかりと固定しておく必要があります。
慣れてくると手で押さえて加工でも大丈夫ですが、最初のうちはクランプなどを使いしっかりと固定しましょう。
その方がミスが少なくなります。
平行ガイドはトリマーを真っ直ぐ平行に押し進めるための治具。
デフォルトは当ての部分が短いので、真っすぐな木材をガイドに取り付けてより安定するようにしています。
平行ガイドを木材の端にぴったりと合わせてビットの位置(加工する箇所)を決めていきましょう。
トリマーの刃は時計回りに回転します。
刃の回転方向にトリマーを進めたいので、トリマーは押し進めましょう。
引き進めて使うと刃の回転方向と逆の動きになるので高負荷が掛かってしまいます。
【これ一択】悩んだらおすすめのトリマーはマキタ/RT50DZ
先ず100Vタイプにしようか、充電タイプにしようかを悩むと思います。
おすすめは充電タイプ。
なぜならトリマーを使う時は結構細かい動きをしたりするのでコードは邪魔!
もちろん100Vタイプの方がパワーが強かったり安かったりというメリットもあるのですが
今の充電タイプのパワーはDIYには十分です。取り回しやすいコードレスタイプの方が個人的にはお勧め。
ちなみに私が購入したトリマーはこちら!
充電式トリマ:マキタ/RT50DZ
18Vのバッテリーで工具を揃えていたのでこれ一択でした!
パワーも強く、握りやすくて加工面も見やすいのでDIY初心者の私でもとても扱いやすかったです。
RT50DZはバッテリー別売りです!18Vリチウムイオンバッテリー付きはこちら!
ビットセットはとりあえずBOSCHルーター/トリマービット PR-RB6でOK!
ビットセットはBOSCHルーター/トリマービット PR-RB6を購入。
マキタ純正品のビットはちょっと高め。マキタ比べ安価で切れ味も問題なし。
メーカーはBOSCHですがマキタRT50でも問題なく使えます。
中身はこんな感じです。
- ストレートビット 8㎜
- ストレートビット 12㎜
- U溝ビット 12㎜ R4.5
- アリ錘ビット 12.6㎜
- コロ付きボーズ面ビット R6.3
- コロ付きひょうたん面ビット R4.5
最初のうちはこれがあれば十分かと。
このビットセットでどんな加工ができるかは別の記事で解説します!
【まとめ】トリマーがあればDIYの幅が格段に広がる!
トリマーで出来る加工はたくさんあります。
- 溝堀り
- 面取り(縁飾り)
- 切り抜き
- 木組み
「こんなことやりたいな」がトリマーならできるのです。
木材の角を丸くするだけで見た目の印象はかなり変わりますし、溝を掘れるだけで作れるものも増えますね!
トリマーがあればDIYの幅は大幅に広がりますのでぜひ購入を検討してください!
おすすめは充電式のトリマーでバッテリーは18Vタイプ、マキタ/RT50DZ!
100V電源タイプ並のパワーがありつつ、コードレスなので初心者にも扱いやすいですよ!
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